2023年7月 26日
この夏はほんと暑すぎますね。。皆さま熱中症など体調には充分お気をつけください!
1つ目のお知らせは…アライフを立ち上げとほぼ同時くらいからヘナインディゴ染めを大きな柱の一つとして15年程になりました

初めはもちろんインド産のヘナインディゴのみ(まだ国産はほぼ無かった)を使ってきましたが7、8年ほど前に現在メインに使っているオーガニック琉球ヘナ、琉球藍を更に5年前より四国の蓼藍を加えて仕入れ値にかなりの開きがあり、それぞれで使ったりブレントしたりしてメニュー展開してきました。
色味や色の濃さの違いがあったり、あくまでも天然染料なので染まり具合の安定性がちょっと悪かったりして、その都度ブレンド具合を調整したりと相変わらず一筋縄では行かないじゃじゃ馬なヘナインディゴを色々と試行錯誤しながら提供しています。

ヘナのメリットはなんと言っても髪には全くダメージは与えず、頭皮トラブルもインディゴは時折り痒みなどのアレルギー反応が出てしまう方も稀にいらっしゃいますが現在存在する髪を染めるモノの中では1番安心安全なのがヘナインディゴ染めだと思っています。
白髪の増え始めた40代以降の加齢毛はカラーをヘナインディゴでする事により髪にハリコシを与えてくれるのでパーマや縮毛矯正をしてもダメージを最小限に抑え若々しいヘアスタイルを作ることが可能になります!

しかしながらデメリットもそれなりにあって…人によっての染まり具合の差が大きかったり、ムラになりやすかったり、一度染まると薄くても色を抜く事がほぼ出来なくなったり…色味もヘナのみのオレンジ、インディゴの薄めのブルーグレー、ミックスすると薄めのオレンジブラウンからマットブラウン…なるべく濃く白髪を染めるには2度染めが必要になり時間も普通のカラーの倍以上かかってしまいます。
そんなデメリットも多いヘナインディゴ(藍)ですが唯一天然染料のみで白髪を染められるのもこのヘナインディゴなのでその良さに気付いた方々には無くてはならないモノでもあります。
僕自身もこの15年少しづつ増えた白髪はヘナインディゴ(藍)染めで染め続けています(最近は国産藍のみで染めてるので全体的には黒っぽくなってます。
そして自分には国産ヘナ藍のみで染めてるのですが…サロンでお客様には料金的な問題でインド産ヘナインディゴを使われている方もまだ半数以上います。
今使っているオーガニック琉球ヘナはインドヘナに比べ仕入れ価格で2倍。インディゴ(琉球藍、蓼藍)に至っては更に高く3倍強も高く提供するメニューの料金設定もかなり差が出てしまっているのが現状でなかなか国産ヘナと藍だけでメニュー展開が難しのが正直なところでした。
ただ、ここ数年は沖縄地方でヘナはもちろんインド藍の生産も増え、徐々に色味や供給量も安定してきました。そこで今、色んな国内栽培のヘナインディゴをテスト中でこの秋以降はアライフサロン内で提供するヘナインディゴ(藍)染めは全て国内栽培、国内製造のモノだけで行おうかと考えてます。

ヘナに関しては問題なく国内産だけで問題無くいけると考えていますがそれに比べ、インディゴ(藍)はまだ若干の不安要素(色の安定性と供給量)があるのでしばらくはインド産インディゴもサブで用意しながらやって行こうと思います。
その為、今まではインド産ヘナインディゴの料金、国産ブレンド、国産(琉球ヘナ藍、蓼藍)の料金で金額の幅もかなり大きくなってしまっていたところをもう少しシンプルにし、髪の長さによる料金分けでは無く使用量での料金設定に変えていきます。
なので今まで国産ヘナ藍のみで染めていた方はたぶん料金に変化はありませんがインドヘナインディゴベースで染めていた方の料金は少し(500〜1500円)ほどどうしても料金UPになってしまいます、申し訳ありません。
しかし、全てを国産にする事でよりしっかり(濃いめ)に染まりやすくなる事と何よりより衛生面とそれによる安心を担保出来るのが何よりのメリットと考えます。
全国のヘナを扱う美容室で国産ヘナインディゴ(藍)のみを提供するところはたぶん1%もありません!
その希少価値もアライフの売りと思って頂ければ嬉しいです♪
正式な開始時期がわかった時点で来店の際、口頭でまたブログやホームページ内のインフォメーションでお伝えします。
2つ目は何度かこれもブログやSNS等で途中経過をお伝えしていたアライフオリジナル商品の第2弾「イヤラップ(ear wrap )」の発売が近くなってきました!

ほんと時間かかり過ぎて途中心が折れそうでした(笑)
シリコンゴム製である程度の耳のサイズに対しての調整機能も付いているのでカラーだけでなくパーマや縮毛矯正、アイロンやデジタルパーマの熱からも耳を保護出来ます。ビニール耳キャップに不満がある方は是非、試していただきたいです!

こちらもまだ予定としての発表ですが9月上旬にサロン内とアライフネットショップで販売開始してそのタイミングから他の代理店を募集してそちらでも随時販売していきたいと思います。
美容系ディーラーさん、ネットショップの方、サロンやグループサロンで仕入れを考えて頂ける方は是非ご連絡くださればサンプルをお渡ししたり、仕入れに関する詳細をお知らせしますのでご連絡頂ければと思います。
こちらからも商談に伺わせていただきます!
以上長くなってしまいましたが2つの重要なご連絡をさせて頂きました。
今後ともアライフをよろしくお願いします。
青木
2023年5月 17日
いつもご来店ありがとうございます🌿このつたないブログも閲覧頂き恐縮です。
またまた3ヶ月ぶりのブログになってしまいました💦最低月2回は書こうと思ってはいるのですが…
先ずはタイトルにもあるサロンでヘナ染めされて色味や染まり具合がイマイチの場合のお直しについて、今まで明確な基準を提示していなかったのでここでお伝えしておこうと思います。
明らかにこちら側の塗りムラや配合ミスなどがあった場合は再度ご来店からお仕上げまで完全無料でさせて頂きます。しかしこの天然100%染料であるヘナインディゴ染めは化学染料とは違い毎回ほぼ完璧で同じ染まり方をする訳ではありません。その方の身体や髪の毛のコンディションだったり、仕入れの時期や季節により多少の誤差が出るのが当たり前のモノだと思って頂きたいと思います。特に女性はホルモンバランス等が乱れやすい傾向にあるのでそういった事も少なからず影響する様です。ですのでしっかり塗布が出来ていて時間もいつも通り置いていてもしっかり濃く染まったり薄く染まったり…染まりにバラつきが出る場合があります。こちらに明らかな作業ミスがない場合のお直しに関しては材料費代に関してはお客様の方でご負担をお願いしたいと思います。ちなみに料金的には使うヘナインディゴがインド産なのか全て国産で藍まで使うのか…で差が出てしまうので事前にお知らせいたしますが1100円〜6600円の幅で料金を頂きたいと思います。
ご理解の程、よろしくお願いします。
次に最近気温も上がり汗かきの人だともう滴る程に頭に汗をかく人もいるのではないでしょうか?そうした方がインディゴ(藍)メインでお帰りヘナをするとしばらくしてもみ上げや襟足あたりからヘナから分離してしまった水分が垂れてきて色の薄い洋服などを汚してしまったり、顔にも垂れてきたりする可能性があります。
アライフのお帰りヘナはその辺り充分に注意をしてコットンを厚めに貼り、ターバンも付けてお帰ししてますがそれでも家に帰ってしばらくしたら垂れてきたとの報告もたまにもらう事があります。
要因としてはまず、インディゴ…特にインド産で豆科のインディゴは一度ペーストを作っても徐々にペーストと水分が分離しやすいのでインディゴメインのミックスやWヘナ(2度染め)のインディゴのみの施術した時はかなり注意が必要です。ご自宅に戻られてからは僕らはもちろん管理出来ないのでご自身で更に黒系のタオルターバンをプラスでするなど対策をお願いします。逆にヘナ100%やヘナ多めのインディゴミックスはあまりその辺りは心配しなくても大丈夫なケースが多いと思います。
ヘナのポテンシャルを最大限に引き出すメニューとしてお帰りヘナはとても有効なのですがこういったデメリットもあるのでそうした事も理解した上でサロンヘナとお帰りヘナどちらが合うか考えて頂けれはと思います!
アライフではシングルヘナ、Wヘナ、お帰りヘナ、そしてセルフヘナのアドバイスもしております。その人それぞれに合ったヘナカラーをご提案させて頂きます🌱
2023年2月 25日
最近はコンスタントに月に数名のヘナ染めご新規さまがアライフを訪ねて頂けてとても嬉しいです🌿
今回のブログはそんなご新規さん達のアライフを選んだ理由と僕へのよくある質問をQ&A方式で書いていきます。
先ずは…
Q1. アライフを選んだ理由は?
A. ①国産のヘナに興味があったから。
②とてもヘナに詳しそうだから。
③「お帰りヘナ」をしてみたかった。
①…現在、国産(主に沖縄産)ヘナも15.6年ほど前から商品化が始まり既に10社以上、OEM製品を含めると20ブランド以上が世に出回っていると思われます。アライフではその中でも(かなりのメーカーを試した中で)最高品質のレイ企画オーガニック琉球ヘナ、琉球藍とVIZMのタデアイ(琉球藍とタデアイは今のところ一社づつしか商品化されていません)
を使っています。
アライフで使っている国産ヘナ、藍はとても衛生的で丁寧に作られていますが…国産ヘナだからといって全てのヘナが高品質とは限りません。染色力などは国産の方がばらつきが大きいとも言えます。
②…ヘナは30年前からサロンでお客様に使ってました。ただ、独立する15年前くらい迄は正直、天然ヘナもケミカルヘナも気にせずお客さんの求めるがままに普通のカラーの様に提供しちゃってました(笑)
独立後、自身も白髪が出始めだ頃…たまたまヘナメーカーの社長にお話を聞く機会があり現在の余計なモノを極力排除したインド産天然ヘナ、インディゴのみでヘナ染めのメニュー展開を始めました。
それと同時にヘナについて本格的に勉強を始め、かなりの量のブランドヘナを買い漁って染まり具合など調べたり、インドのヘナ畑や市場、工場などにも見学に行き…更に沖縄にも国産ヘナの視察も。
最近は国産ヘナ、インディゴの製品もどんどん増えていて市場は大きくなってきています。出来るだけ定期的に色んなヘナを入手してチェックを続けています。
とても品質の良いヘナも増えつつもまだまだ粗悪な商品も多くあるのも実情です。
日々、多くの方にヘナ染めの施術をしていますし勉強や研究も怠らず続けています!
③…「塗るだけお帰りヘナ」このメニューは以前はやっていませんでした。かなり前から地方のヘナサロンではポピュラーなメニューで車での移動だとヘナを塗ってラップなどを巻いた状態でも他人に見られることなく自宅に戻れ時短にもなり、何より低価格なのが人気メニューになった要因なのでしょう。ただ、都心部ではほとんどの方が電車を乗り継いでそれなりに時間をかけてご来店される方が多いのでメインメニューにはなり難いと思っていましたが…いざ始めてみると意外と塗って帰るお客様も増えて来てビックリです♪(笑)
お帰りヘナの最大の利点はしっかり染まる!!ヘナを染料を余す事なく髪に染めるには長めの放置時間(2〜3時間)必要でアライフもそうですがほとんどのサロンでは一度の放置時間は1時間が最大だと思います。その為、長く置いたヘナの染まりにサロンでの1時間以内の放置では若干薄く染まる傾向にあります。
だからといって全てご自身で塗っても塗りムラなど出たり、時間を置いたのに染まりが悪いなんて事が起きてしまいがち…そこでプロがしっかり塗ってご自宅てゆっくり放置する「塗るだけお帰りヘナ」が意外とヘナ染めのファイナルアンサー(笑)なのかもしれません。。
是非、一度は体験してみて下さい!
アライフのヘナ染めは国内外のヘナ、インディゴ(藍)3種づつを使い、1度染め、ヘナ染めの後、インディゴ染めをする白髪をしっかり染める為の2度染め、お帰りヘナと…異なるメニュー、料金プランがあります。もちろんご来店してからご相談もいたしますが事前にメールやホームページからのお問い合わせなどを利用してご質問頂いても構いません。
初めてでヘナ染めが気になったり、本物のヘナ染めを探されている方などでこのブログをご覧になられたなら是非1度、アライフのヘナ染めを体験してみて下さい🌿
2022年8月 18日
ヘアサロンでヘナ染めするという事🌿後編
前編からだいぶ間が空いてしまいました😅すみません💦
前編を読んでヘナ染めをサロンに導入しようとか、サロンの主力メニューにして行こうと思ってくれた皆さんは是非、引き続き後編も最後まで読んで頂きたいです(笑)
ヘナインディゴ染めはただメニュー表に載せても既存のお客さんですら他のカラーメニューからヘナに移行はしないと思います。
何故なら施術する側の美容師がしっかりとヘナのメリット、特にデメリットを把握していないとお客さんが施術後に納得してもらう事が難しいと考えるからです🌿
それと既にセルフヘナを経験されている方などは髪や頭皮トラブルが理由でけっこう色々とヘナについて調べて使っていたりします。
(かなり偏った知識の人も多いですが…💦)
そういった方に浅い知識の説明とちゃんと納得いく仕上がりを提供出来なければ割高なサロンヘナを続けてくれる事はないでしょう。
ですのでモノは簡単に仕入れは出来ますが、しっかりと勉強と当然ですが毛束などでのテストやモデル施術なども積んでからメニュー化するようにしてください。
今回はヘナのメニュー化を成功させるポイントをお伝えします🌿
1.同じインド産ヘナでも何社か調べて取り寄せて必ずテストして比べてみる。
日本で流通しているヘナの約9割以上はインド産です。理由はいくつかありますが1つはインドではヘナ産業に国が関わっているくらい大きな市場なんです。特に品質が良いとされる地域は市場を国が管理しています。なので比較的安定的に供給されます。逆を言えば独自に農場と契約とか他国の企業が栽培から勝手に作る事などはほぼ出来ません。
しかし、市場で仕入れた以降の精製工程などは現地の販売会社によってはある程度要望を取り入れて製品化してくれるようです。
しっかり設備の整った工場を持つ会社は人気があるので日本で売られている違うブランドヘナも出どころは何社も同じといく事はよくある話です(笑)良さそうだなと思ったヘナがあったら製造元まで調べると良いと思います。インドにおけるヘナはアーユルヴェーダとも関係性があるので製品の中に『色には関与しないハーブ』もミックスされているのも多くありますが出来ればヘナ100%のモノを選ぶと良い思います。インディゴも然り。
2.国産(ほぼ沖縄産)ヘナも試してみましょう
近年はメーカーもだんだんと増えて衛生的で良質なモノも増えつつあります。
昔は気温が高く一定でないと良いヘナは育たない…と言われていましたが…
ヘナは元々インドや中東、北アフリカなど1年中気温が高く比較的乾燥している土地に自然に自生していた植物🌿なので梅雨などもあり四季もあるの日本では難しいと思われていました。しかし沖縄辺りなら雨季を除く春から秋にかけてしっかりと土壌を作り手をかければ本場以上の色素量を含む良質なヘナを栽培できるようになってきたようです。やはり日本人のより良いモノを作ろうとする姿勢にはほんと感服しますね。
ただし、まだまだメーカーやブランドによってのクオリティの差は小さくないように思います。
ですので導入に至ってはなるべく多くの国内外の製品を取り寄せチェックやテストをする事をお勧めします。
3.ヘナは白髪も染まるカラーのひとつでもあり、髪の強度を上げる補修トリートメント⁈でもあり、頭皮環境の改善やリラックス効果も多少は期待出来ます。
とは言え、ヘナはヘナとしてカテゴライズして他のカラーめにとは別に考え、取り組みメニュー化するべきだと思います。ヘナ染めはヘナとインディゴ(藍)ほぼこの2つのアイテムだけで(ターメリック、色のないアワルも一応ありますが)色を作っていくので簡単って言えば簡単だし、色んな人に合わせていくのは逆に難しいと思います。自然染料はなかなかコントロールが大変です。だからこそ、楽しくもあります🌿
ですのでしっかり、検証等をたくさんやってからサロンに落とし込むようにしてください。
4.当たり前ですけど…白髪がらある無し関係なく自分の髪で体験してくださいね、出来れば継続的に…自分で体感して良さを実感し、好きになれた方が発っする言葉にも説得力を持つと思います。
ではでは早速、幾つかの取り寄せで試してみましょう🌿
そこで出た疑問などあれば遠慮なく相談してきてください!
最後まで読んで頂きありがとうございます♪
2022年8月 15日
アライフが考えるヘナ染めのスタンス🌿
こんにちは!たわいもない(笑)ブログを覗いて頂きありがとうございます♪
最近ご来店のご新規さん(9割がヘナでのご来店❣️)からのレビューやSNS投稿で僕の人となりの評価を見て有頂天になってる青木です(笑)なので調子に乗ってアライフのヘナ染めに対するスタンスを改めてブログに書きたいと思います🌿
一言で言うと…「唯一自然染料でダメージ無く髪を染められるカラー剤がこのヘナインディゴ(藍)染め」これ以上でも以下でもないです🌿
サロンでヘナ染めに力を入れ始めた十数年前は世間でのブームもあり、オーガニック、デトックスや解毒効果に育毛作用など…現在のコンプライアンスではNGなワードも平気で聞いたままに僕も発信してしまってました😅
頭皮や髪に優しく白髪を自然に染められる優秀なこのヘナインディゴをより良く思ってもらえるようかなり盛って周りと同じような説明などもしていたと思います。反省!!
現在はあくまでヘナインディゴ(藍)は今あるカラー剤全ての中で1番髪に負担をかけずに白髪をオレンジ〜明るめのオレンジブラウン〜少し深めのマットブラウン〜薄めのブルーグレーなどに染める事が可能。回数を重ねると更に色の深みが出て濃くもなる天然色素で染めるヘアカラーという認識です。
近年は産地の違う国内外のヘナインディゴ(藍)を取り揃え、オリジナル製品でもあるヘナスクーパ(塗布用ヘラ)をはじめスチーマー、麻のメッシュタオルなどの道具も工夫して豊富な知識と技術を駆使して白髪をメインとしたヘナカラーを施術、提供しています。
では先ず何故数種類づつのヘナとインディゴ(藍)を用意しているのか?
大きくは色味や濃さがそこそこ違いが出るから…それと価格差、環境や製造工程の違いと国内産と輸入品との衛生面、鮮度差など。。
ヘナは同じ植物の葉ですが育つ環境(土壌、水、気温や日照時間など)で葉に含まれる色素量やその他の有効成分の量が明らかに変わるようです。
インディゴ(藍)は植物そのものが違うのでよりその差は大きくなります。まず色味が違います。
ですので数種類用意する事で多少ですが色味や濃さの調整が出来ますし、価格差が大きいのでお客様が自ら使うヘナインディゴを選ぶ事も出来るようにしたり…今までだとその人の髪の毛次第⁈みたいに染まりが良く無くても「天然ヘナってこんなもの…」で終わってしまっていたり、少なからず不満足な方達も多かったと思います。
技術的にもヘナはたっぷり塗って時間を長く置く、インディゴ(藍)はしっかり酸化を促すことや施術後の髪の扱いのレクチャーをしっかりする事でより満足して頂けるヘナインディゴ染めを提供出来る様になります🌿
「塗るだけお帰りヘナ」と言うメニューも天然ヘナインディゴの特性を考えるととても理にかなった染め方になるのでご自宅でのセルフヘナも含め、よりその方に合ったヘナインディゴ染めを提案させて頂いてます!
初めてヘナ染めを挑戦したい方も、一度離れてしまった方も、現在使っているヘナやサロンに満足いってない方も先ずは気軽にホームページ内の問い合わせ欄やメール、公式LINE等に遠慮なくご相談ください。なんでもお応えします!
ここで一つ…せっかくブログを読んで頂いてアライフに行ってみたいけど…東京近郊に住んでないから難しいという方に…僕の考える良いヘナを扱うヘアサロンの選び方をお伝えしますね🌿
①アライフと同じく産地の違う(出来れば国産を含む)ヘナインディゴを取り扱っているサロン。
近年であれば…僕の様に常にヘナ染めを追求していれば自ずと色んなメーカーのヘナを調べますし当然、国産ヘナがある事も簡単に調べられるはず。
それらを取り寄せたり、現地に足を運んだりしてより良いモノを選択すると思うからです。
②続きの様になりますが…ヘナそのものの事ではなく、メーカーやブランドを全面に出していたり、そのメーカーのホームページからそのまま引用した文や写真を使っていたりしているところはあまりオススメしません。
③施術例の写真を年代別や幾つかの施術パターン等を多く載せていているサロンがベター。もちろん、ホームページもほとんど情報載せてなくても良いサロンはあると思いますが…
④番外編ですが…ヘアサロン(理美容室)以外のところで施術を受けるのは違法の場合がある(かなりグレー)のでトラブルが起きても保証してもらえない可能性もありますのでご注意ください!
最後まで読んで頂きありがとうございます🌿
2022年6月 7日
いつもはお客様へ向けてブログを書いているつもりなのですが…近頃美容師さんに質問を受ける事が多くなってきたのでそんな美容師さん向けの「ヘナ染め」を僕なりにお伝えしようと思います。
美容師向けとは言っても既にヘナ染めのメニューを確立されているサロンの方ではなく、これからメニュー化を考えてるサロンやなんとなくでやっちゃっている人に向けた内容になります。
きっと長くなっちゃうので前編、後編の2回に分けてお伝えしますね。

1.サロンで扱うヘナとは?市販のヘナと何か違うの??
基本的には同じ⁈です。
ただし、サロンで扱うモノは他の商材も仕入れるディーラーさんや問屋さん、個別にサロンに卸している大手メーカーさんのモノがほとんど。後は美容師さんが関わったり手掛けたりしてるところもあります。
そして市販品の方はヘアケアを扱う雑貨店、オーガニック系のお店やネットショップ、更に美容系ネットワークビジネスもけっこう多いですね😅
国産も少しづつ出てきてはいますがまだほとんどのヘナは海外(その中でも大半はインド)からの輸入です。
国内のメーカーが関わったりモノはそれなりの値段になりますがネットで海外から直接安く買うことも可能です。ただ、品質への不安などからほとんどの方は国内のメーカー、ショップで買っていると思います。

2.ヘナって何種類もあるの?
ヘナ(HENNA)は1種類、産地違いでの差はありますが基本的に同じです。メーカー毎に色々あるのは混ざり物の無いヘナ100%の物と色には関与しない他のハーブ類を混ぜている物や、天然インディゴと割合を変えてミックスした物、ヘアカラーに使われる色素を混ぜた物など(医薬部外品の色素を混ぜた物は本来は人への施術には使えません。)が販売されています。
インディゴ(藍)は多くはインド藍(ナンバンコマツナギ、タイワンコマツナギ)、希少な国産の琉球藍、蓼藍の製品が流通しています。これも輸入のモノは他のハーブや色素をプラスしているのもあります。
ですのでメーカーによっては10種類以上色んな組み合わせのオレンジ(ヘナ)、インディゴブルー〜ミックスしたライトブラウン〜ダークブラウンの商品を用意しています。
ちなみにアライフではヘナ3種(インド、モロッコ、沖縄産)インディゴ3種(ナンバンアイ、琉球藍、蓼藍)を用意しそれぞれの特徴なども多少違うので状況によりブレンドしたりして提供しています。
注)メーカーによっては未だに微量化学染料を混ぜたりする不正やヘナと同じ化粧品登録の色素が混ざっているモノを100%天然ヘナと勘違いして使っている人も多いです。しっかり確認と染色テストもしてから導入、使用してほしいと思います。
例で言うと…普通のヘアカラーの様に、一回30分で白髪がしっかり黒く染まる天然ヘナインディゴは絶対に無いので安心安全なヘナカラーをしたい場合は気をつけてください。

3.ヘナは何色に染まる?色持ちは?
ヘナ(HENNA)だけで染めると産地やメーカーによる発色の差はありますがライトなオレンジ〜10円玉の様な赤褐色でインディゴ(ブルー〜青紫)を混ぜたり、ヘナ→インディゴ(藍)の2回染めする事でヘナメインのオレンジブラウン〜マットなブラウンまで色を出すことが出来、何度も重ねて染めていく事でダークブラウンや黒っぽくする事も出来ます。
ある意味、色持ちは良い??ヘナインディゴは一度染まると退色し難い側面があり途中でカラーチェンジがほぼ出来なくなるので注意が必要です。
4.どうやって染める?
ヘナインディゴは収穫した葉のみを乾燥して粉末にしたもの…基本的にはその粉末に水(お湯)を加えてマヨネーズくらいの硬さのペーストに練り込み髪にたっぷり塗って長め(1時間〜)にペーストが乾かないようにラップなどで覆い放置します🌿
サロンでは既に染まっている毛先の方と根本側は塗り分けしたり、天然オイル混ぜたり、温めたり、スチームをあてたりする場合もありますが適正なペーストをしっかり乗せて時間を置けば染まります。
ただ元々一回で濃く染まるものでは無いのでヘナが染まり難そうな髪質などは1度染めでは不満な染め上がりになる場合も…ですので最初のカウンセリングが重要でお客様の要望と状況をしっかり確認した上でヘナ染めのメリットデメリットをしっかりと伝えてから施術しましょう。。
5.ヘナ染めするとパーマがかかり難いって本当ですか?
その傾向は確かにあります。ヘナを頻繁に染めない方やインディゴ中心で染める場合はそこまで大きく影響はしないと思いますが頻度が多い方やセルフヘナの方はかかり難くなる傾向にあります。ヘナに含まれるタンニンや分子量の大きなナフトキノンなどが髪に大量に付着する影響で工夫しないとパーマがかからなかったり、直ぐに取れちゃうトラブルを引き起こす可能性があります。
逆に縮毛矯正の持ちは良くなったり、そもそものクセ毛がヘナをする事で出にくくなったりもすることがあります。ヘナはダメージレスなのでそう言った意味ではパーマや縮毛矯正との相性は僕は良いと考えています。
一般のヘアカラーの様にやり方によっては何色にも出来る時代ですが…アレルギーの可能性は少しあるけども頭皮、髪共にノンストレスで白髪染めが出来るモノは圧倒的にヘナインディゴ(藍)🌿
オーガニックや髪への優しい施術をコンセプトにしていくなら是非、ヘナインディゴ(藍)メニュー化をオススメします!!