益々盛り上がりを見せる⁈ヘナ業界
アライフでは2009年にオープンし、パーマ、縮毛矯正に特化したサロンを展開していたのですが…長年素手で施術をしていたツケが出たんでしょう😓急激に酷いアレルギーになってしまい一番酷い時期は全身に症状が出るくらい大変でした。
その辺りから以前から時々使っていた自然染料の「ヘナ」に興味が湧き色々調べ良いメーカーさんとも出会いインドまで視察に行く程ハマって今に至ります。
天然のヘナは一般的なヘアカラー類(アルカリカラー、プリーチ、白髪染め等)とは違い、髪を明るく染めることは出来ないですし、色んな色を出せる訳でもありません。いわゆる「ヘナ」は赤みを感じるオレンジのみで白髪や元々明るい髪にしか染まって見えません。なので少ない白髪の方はナチュラルなハイライトを入れたみたいになり、全体的にも何度か繰り返し染めるとほんのりオレンジがかった茶髪になっていきます。しかし白髪が増えるとかなりビビッドなオレンジに。。要はその人の白髪の生え方に染まり方はかなり左右されるということになります。そのビビッドなオレンジ色を抑える為や自然なブラウンぽい色にする為に最近はインディゴ(藍)を混ぜて染めたり、ヘナ→インディゴと2回染でしっかり目のダークブラウンにする事も出来るようなってきました。ヘナ➕インディゴ(藍)を使って多少は色や濃さも多少コントロール出来ますが一般のヘアカラー類程の自由度は無いのが現状です。
上、左2つはインドと他国で右が琉球ヘナで間の濃い茶のが白髪率15%への毛束によるヘナの染まり方🌱下が左から琉球藍、蓼藍、インディゴの染めたてと3日後酸化終わった染まり具合🌱
そんなカラー剤としてはとても優秀とは言えないヘナインディゴですが他のカラー剤にはない大きなメリット(髪のダメージが無い、頭皮や環境に優しい天然素材等)があるので一定数のコアなファン、そして一般的なカラーによる髪のダメージや頭皮トラブルなどを経験した人にも興味を持たれヘナインディゴ染に移行する方も増えて来たように感じます。
白髪率40〜50%へのヘナ→インディゴによる2度染め🌱
更にちょうど10年程前より沖縄地方で栽培された国産ヘナが発売されその後他のメーカーからもいくつか国内栽培のヘナが作られるように…全てのメーカーのモノが優れてるとは言えないにせよ、本場インドヘナより染まり、質感等優れてるヘナが増えて来たのは嬉しい限り。その中でもアライフでも5年前からメインで使用しているレイ企画のオーガニック琉球ヘナと同じくレイ企画が特許をとり、唯一沖縄原産の琉球藍を髪染め用に加工した製品が染まり自体ももちろん、今まで扱った事のあるヘナインディゴの中で総合的にベストと言えます。その他、国産では蓼藍も一社製品化に成功しています。
国産ヘナ、藍って何が良いの?
もちろん全ての国産ヘナが良いとは限りません、栽培に関して言えば一年中ほぼ同じ気温、湿度のインドでは通年同じように収穫までいけると思いますが沖縄のように台風が来たり雨季もあり多少夏冬の温度差もある環境下では相当気を配らないと安定した収穫は難しいですし、製造に関するノウハウもそれぞれ独自で粉末の仕上がりがメーカーでだいぶ違いがあります。
<日本の有数メーカーが製造を依頼するインドの大手製造工場は日本側のサポートなどで比較的に安定した製品は作れていると思います>
他の国産メーカーは視察出来ていないので否定はしませんが…アライフで使用しているレイ企画のヘナ、琉球藍、VIZMのタデアイに関しては収穫後まず最初にやってる共通な事は
キレイな水で何度も洗ってから始める
のです♪ インドヘナでは絶対に出来ない(そんな手間ひまかけない)、基本、直接工場へ運べない…国営市場を経由しないといけないのも理由。。他の国産メーカーさんもホームページ等で収穫や製造工程を紹介はしていてもこの「洗う」工程はどこも出していません!皆さんは野菜や果物を全く洗わず食べれますか??いくら細かく砕く工程の中で不純物を取り除く事はどこもやってはいますが最終的なヘナの粉より細かなチリ埃は間違いなく製品になったヘナインディゴに混じっているはずです。食べるモノじゃ無いからそんなに気にしないって言われた方もいましたが、洗うというこの大きな一手間が粉末になったヘナ粉の自然な匂いやペーストにした時の滑らかさ、頭皮トラブルの少なさや仕上がりの質感にまで繋がっている様に感じます。
本当はオール国産ヘナ藍で染めたいが…
こんなにメリットの多い染まりも良い国産ヘナ藍ですが…最大のデメリットが価格。。ヘナはまだインドヘナの2.5倍くらいの仕入れ価格で収まりますが国産藍に関しては約4倍の値段に!!仮に国産ヘナと国産藍での2度染をミディアム以上の髪の長さの方に使うと材料費だけで1万円前後❗️普通のカラーの材料費率は10〜多くても20%、ウチのヘナ料金が高いと感じる方もいるかも知れませんがうちのメニューの国産ヘナmixで材料費は約35%前後かかっていますし、藍も使う国産のみでの施術では50%超える場合も…💦 なので色んな国産メーカーが増え需要も増えて価格が少し下がってくれると嬉しいとは思いますが藍は他社の参入は難しいのであまり期待出来ないのが現状ですね。それよりまずはレイ企画以外の国産ヘナの品質が上がる事を願っています。そうなれば時々起こる在庫切れが解消されるのではないかと思います。そして良質な国産ヘナが多くの人に使われてヘナをされる方がもっと増えると嬉しいですね♪ インディゴ(藍)に関してもインド藍を国内で栽培されるメーカーも出て来てますがまだ、色味の安定性にかけるものが多いのでインド産を使わずにはいられませんが、これから良い国内インディゴが出て来るともう少し全体の価格も抑える事が出来るのでないかと期待してます。
道路でインディゴ乾かしちゃってますから💦インドは…時々横を普通に車通りますw
アライフと最終的にはオール国産ヘナ藍(インディゴ)染めの提供を目指しています❣️