これはインドソジャットのヘナの国営市場です🌿インドでは必ず収穫したヘナはこの市場に集められます。相当広い中、大量のヘナの入った麻袋が出入りしてて、そこらじゅうに積み上げられています。ふと思ったんですが畑や工場は女性の方が多かったのにここでは女性を1人も見なかった気がする。しかも半分以上の人はほぼ働いてない(笑)畑も工場も女性が働き男性は見てる(笑)ヘナは多分…グレードごとに分けて置かれ。ところどころの袋が破かれていて中身をチェックできます。製造会社のバイヤーさんが買付けそれぞれの工場に持ち帰って製造に入るのかな?なのでここからがやっと各社のこだわりなどで品質の向上、クオリティアップがお金と手間暇かければある程度は可能になり。インド産最高級ヘナとして日本の会社にも輸出されます。要はこちらからある程度の要望(クオリティを上げる為の手選別や粒子の細かさなど)を出して他社との違いを作っているようです。

こちらはインドの工場…持ち込んだヘナの葉を人の手で不純物などを取り除き(目視で小枝やゴミなどを取って更にふるいにかけたり…)大きな機械で粉砕さらに別の機械で細かくし袋詰め真空パック…それぞれの提供先のパッケージに入れて配送します。大手の会社なので立派な設備と多くの従業員の手作業も入ることでそれなりのクオリティのヘナを日本をはじめとする多くの国に提供しています。提供先のリクエストによってグレードも違うでしょうけど、ほぼ同じ内容のモノが別ブランドでも販売されています。。

沖縄の工場です。ちょっと撮影NGの部分(粉砕機での作業や最後の作業場の前に身体のチリやホコリを落とすエアフローの機械など)があり写真が単調ですが…(笑)先ずは原始的だけど竹の棒で枝から葉っぱを落とす作業が意外とちゃんと乾燥させてるとキレイに落とせるんです!取り除いた枝はまた畑の肥料として戻すそう。ほぼ葉っぱのみになったものをテーブルに広げ手作業で残った細い茎やさらに痛んだ葉などを取り除いて粉砕機へ…こちらは小さな粉砕機で葉っぱを粉砕機に入れながら再度チェックして余分なモノがあれば取り除きます。数年研究してベストな細かさに粉砕しています。機械で粉砕しているのでヘナ粉が若干熱を持っているので1〜2時間自然に冷めるのを待って真空パック。この真空率?もこだわって少しだけ甘めにしているそう!1つ1つの工程にも妥協がありません。(日本人らしい(笑))

それぞれの工場での工程の違いは⁇

先ずはその一歩前のところインドでは必ず市場を経由する…それだけで数日のタイムラグが起こるのでは?それとあれだけ大量のヘナ…グレードは分かれてるとして古いのから出荷するのか?新しいのを購入できるのか?ちょっと気になるところです。

工場内での工程に関しては、インドの工場も作業工程ごとに部屋は分かれていますしそれなりに清潔感はあります。作業着、キャップも着用。それぞれの工程に熟練の担当者がいるし手選別のところも人を割いて作業しています。町の小さな工場とは雲泥の差であることは確か!

一方、沖縄の工場は洗浄と乾燥、葉を落とすまでは同じ空間でやってます。外と他のスペースとの仕切りはちゃんとあり、部屋ごと履き物を変えマスク、キャップは使い捨て。薄い繊維の白衣も1日の作業ごとに使い捨て…けっこう徹底してました、さらにエアフローも使い、最終の作業場は空調管理まできっちり。。日本らしい徹底ぶりでした!何より刈り取りからパッケージングまでかかっても3日以内!!工程はそこまで大きな差はないかもですが衛生面、特に鮮度は国産ヘナに軍配かな?

一緒に参加したフレーバーサロンのミカさんも書いてだけど、今回のツアーを開催して迎えてくれたレイ企画の中村社長をはじめとするスタッフの皆さん全員が笑顔絶やさず終始楽しそうに作業してるのが製品への更なる信頼に繋がる気がしました。

今回はここまで…ちょっと個人的な思いなども入ってるので完全なる平等な判断でなないと思いますが基本的に僕が見てきて知り得たモノをお伝えしました。次回が多分最終章になるはず?(笑)ですが更に整理した両者の比較とまだ始まって間もない国産ヘナの今のところの僕が思うデメリットもちゃんと書きたいと思います。あ、琉球藍の事が残ってますね(笑)なのでヘナについてが次回最後でその後、藍(インディゴ)について書こうと思います!