2ヶ月ぶりのヘナセミナーを下北沢の知り合いのサロンで行いました。(本当は月一でやりたいなぁ)

ビートル https://beetle-hair-natural.com/

今回もヘナ初心者の方がメインで逆にインド産ヘナを経験せずに国産ヘナからいきなり始めたという珍しい方もいました。僕のヘナセミナーはインド産も国産も両方何種類か使います。どれが良い悪いではなくそれぞれの特徴も知った上でのチョイスや組み合わせ…時にはミックスもしちゃいます(笑)ヘナメーカーさんのセミナーではあり得ない事もヘナを深く理解してもらう為には色々とやっていきます。

今回モデルさんは2人。白髪率30%を超える方へのWヘナ(2度染め)と白髪はさほど多くはないが毛が細く少ない方(このタイプは染まりにくい…)への琉球ヘナ、藍ミックスのシングルプロセス。先ずはWヘナのモデルから…

ビフォーの状態は和漢草カラー⁈をやって1ヶ月半程経っているそうです。毛先の濁りとごわつきが気になります。ちょっと染まりにくい気がしたのでハナヘナベースに琉球ヘナ(深みが出やすい)を25%ミックスしたものでヘナスクーパを使いたっぷりとヘナを乗せていきます。基本的にこのWプロセスもミックスのシングルプロセスも肝はヘナのオレンジ色の入りになります。ヘナの入りが悪いとインディゴ の染まりがそこそこ良くても最終的なブラウンの深みが出なくなり白浮きっぽくなる事があります。ですので初めての場合はヘナの染まり具合をチェックして必要なら時間を伸ばします。うちのサロンは基本45分で60分を上限としています。今回はチェックで少し薄染まりだったので55分置いて流し…2度目のインディゴ 染めに入ります。

こちらもインディゴ (ハナヘナ)に琉球藍と琉球ヘナを10%づつ加えています。理由はインド産のマメ科のインディゴ (ナンバンアイ)だけだとペーストがボソボソして粉っぽさが残り塗りにくいのと、染まりムラが出やすいので琉球を加える事で滑らかなペーストにしてしっかり塗っていきます。ヘナを10%入れる事で仕上がり時の緑色に振れるのを抑える働きもあります。

最近、何度もブログでも紹介してますがヘナスクーパでの塗布テクニックはもちろん、インディゴ 染めでのとても大事な酸化のプロセスが僕のセミナーの大きなポイントです!ヘナ以上に塗布後しっかりラップ等で密閉してインディゴ(まだ発色前のインドキシル…発色のメカニズムはまたの機会に!) を浸透させます。今回は35分後にラップを取りテールコームなどで空気に全体を触れさせるために束をほぐしてスチーマーを当て酸化を促進させます。トータル50分!

更に更にシャンプー台でケナフ素材のタオルを使い水分を与えながら空気を含ませるようにゆっくりとインディゴ を落とし、ふかふかに泡立てたシャンプー(シャンプーしないサロンもありますが僕は基本使います)で優しく洗ってしっかりブラッシングも行いヘナ、インディゴ の残りやすい粉をしっかり取り除く事でサラサラの仕上がりになります。。

シングルプロセスのモデルさんも染まり難い髪なのでよりしっかりと酸化プロセスをしていきます。琉球ヘナ藍ミックスを使った事ときっちり酸化させたので良い感じに染まりました!少しふわっとした感じもあります。今回のモデル2人とも今までのカラーによるくすみが毛先にあり、インディゴ が入り過ぎるとより暗くなる恐れがあったので、現在はまだ開発段階の蓼藍の茎の粉末をインディゴ とミックスして色を薄くして塗布してあります。蓼藍の茎にはより高いトリートメント効果(その他色々な効果も)期待できる⁈今後検証を重ねていきます。。

その他のカラーリングのような体系化がまだまだなヘナですがプロ(美容師)が扱う以上、ヘナ、インディゴ (藍)のポテンシャルを余す事なく使いきれる様な技術、知識をより深めて多くの美容師さんと共有出来るようなこういったセミナーを今後も続けて行こうと思っています。

ヘナをこれからサロンに取り入れたい!もっと知識を深めたい!サロンの主力のメニューに育てたい!など…僕のセミナーに興味を持っていただける様でしたら是非、今後どこかのセミナーに参加もしくは依頼頂けたらどこでも伺いますので連絡してください!

#ヘナスクーパを使ったヘナインディゴ 藍セミナー #ヘナスクーパ #ヘナ #インディゴ  #琉球ヘナ #琉球藍 #蓼藍 #アライフ