白髪を昔から日本人に馴染みのあるジャパンブルーとも言われる藍色…伝統的な藍染にはほとんどがこの蓼藍が使われてきました。。もちろん沖縄、九州地方などは琉球藍での染めの文化も残っています。

近年は安価で手早く大量に作れる化学染料でのインディゴブルーにほとんどが取って代わられてしまいましたが日本の伝統のものづくりの復権の動きやそれに合わせて生産に関わる方々の努力もありこの藍についても徐々に復活し、新しい用途としての1つにヘアカラーとしての藍染がヘナの人気とともに登場したのです。

今回訪れた高知の依光さんご夫妻の藍畑!たまーにハブが出るらしい⚠︎ので刈り取りは出来ず。。

インドなどのインディゴ(ナンバンコマツナギ)約20年近く前からヘナといっしょにヘアカラーとしても使われ始めていたのですが琉球藍なども近年ようやくで蓼藍に関してはこの1年くらいようやく使われ始めました。理由は様々あるのですがいちばんはインド藍やヘナの様に単純に乾燥させて粉末にすれば染まるものとは違いひと手間もふた手間もかけないと染まる粉末には出来ないのです。少し安価で出回っている食用⁇の藍の粉末は染まりませんので。間違わないように!髪に使えて染まる物は化粧品登録で販売。

沖縄の琉球ヘナ、藍同様にここでも洗浄と目視により選抜してから乾燥工程に入ります。僕らはこういった事を「生菌コントロール」と呼んでいます。ここが輸入ヘナでは無い工程…より不純物や汚れを極力無くして安全安心製品にするためにはとても重要な工程だと思います。これぞジャパンクオリティ

キレイに洗った蓼藍の葉を専用の乾燥機に入れるための準備を手伝います。

乾燥された蓼藍…乾燥する事で一気に良い香りを放ちます。。こちらはタバコの葉を乾燥させる機械を使われていました。ちなみに沖縄の琉球ヘナはシイタケの乾燥機(笑)ヘナ専用はまだ無いようですね

余計な茎などを取り除き除湿効果のあるビニール袋に入れ保管。もう一つ違う工程(生葉の状態から熱を加える)を経て乾燥させた葉をそれぞれグラインダーで規定の細かな粉にした後、研究を重ねてたどり着いたマル秘な配合でブレンドしわれわれの元に届きます。

製品はこちら…パッケージがおしゃれ!ぬるま湯を加えたペーストはけっこうねっとりしていて髪や頭皮に塗りやすいです。スクーパで塗れば更に!!(笑)基本的にはこの蓼藍だけで染める事は今のところほとんど無くヘナとブレンドして使ったり、2度染めのヘナの後に2回目で白髪をブラウンに染めていきます。

蓼藍の色味はインド藍や琉球藍に比べブルーというよりはやや薄めのムラサキ色に近い出方をします。ヘナとミックスしたり2度染めした時も赤みが残るブラウンになります。色味の好みはそれぞれですが、より深めなブラウンにしたい場合はインド藍か琉球藍を選んだ方が良いかもしれません。

ただ、蓼藍にはインド藍にはあまりない薬効能力が高いことが近年の研究等でよりはっきりとわかってきています。抗炎症、抗菌、抗酸化など肌トラブルを防いだり、頭皮環境が改善される事で育毛効果も期待できます(軽度のアトピー性皮膚炎の方にも使えます)こういった効果があるのでアライフではインド藍や琉球藍とプレンドすることも提案しています。そして関連商品として藍入りの石鹸や藍入りの青汁なども販売しています。是非お試しください!

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