今回はアライフ取り扱いの数種類のヘナ、インディゴ()についてそれぞれの特徴などを比較も含め詳しく説明したいと思います🌿

既にヘナ染めされてる人も興味があり今後チャレンジしてみたい人も是非一度、このブログを最後まで読んで見てください。

ここではあくまで天然ヘナとインディゴ()について書いていきます。まだまだ世の中に多く出回っている化学染料(ジアミンや塩基性染料など)入りのヘナインディゴについてはアライフでは取り扱いも使用もしてませんのでこの記事でも触れません。

先ず、日本国内で流通しているヘナはほとんどがインドヘナ、近年暖かい沖縄での国産ヘナの栽培が少しずつ増えてきているのと、北アフリカや東南アジアからも少々。

インディゴもほぼ、インドからで最近沖縄琉球藍と蓼藍の髪染め可能な製品が1社づつ出てきました。インディゴ色素を持つ植物は世界中ありますが衣料品等の繊維染めもほぼ、化学藍が使われていて天然藍は日本やインドなど一部の国と地域で生産されているくらいです。

 

左からインドヘナ、モロカンヘナ、琉球ヘナ

ヘナは元は同じ日本で栽培されてるものも種や苗木をインドなどから輸入したものから作られていますが育つ環境でけっこう変わっていくようですね。

では先ず国内流通の90%以上のインドヘナの中でアライフがセレクトしたのがインディハーブスのインドヘナ🌿からご紹介!

インドヘナ(インディハーブス)

発色レベル    ☆☆☆☆

質感手触り    ☆☆☆

鮮度・安心度   ☆☆☆

コスパ      ☆☆☆☆☆

オススメ度    ☆☆☆☆☆☆☆

色は明るめのオレンジ、ヘナに含まれるタンニン等の補修能力のある成分が髪を内側から

強化し、収斂作用もあるのでハリコシと自然なツヤ髪が期待出来ます。ダメージが多い髪の場合はしばらく軋みやパサつきが出てしまう事も。白髪率が少ない場合はほんのりオレンジのハイライトが入ったように白髪が多くなる程、全体が赤みのあるオレンジ色になっていきます。そのオレンジが気になる場合はインディゴを混ぜたモノを使うか、ヘナの後インディゴ染めの2回染めをする事でナチュラルなブラウン系の色に染められます。

インドヘナに関しては多くの国内ヘナメーカーが自社製品が最高級品とうたいソジャット産が1番品質が良いと言っています。もちろんある程度正しいと思いますが僕の見解はソジャットには広大なヘナ畑が広がり国営市場が存在するのである程度大量のヘナが安定的に供給され更に近くに生産工場も多くあるので日本のメーカー側がレベルの高い工場としっかりと提携し、なるべく品質の高いヘナを買い付けて製造する事で高品質なヘナを輸入出来ているんだと思います。畑や土壌にまで言及しているところもありますが国営の市場が管理してるので日本のメーカーが畑から製造まで一括管理は出来ないはずです。そもそもヘナは大昔から雑草の如く自然に各地に生えてたものですし、とても強い植物なので何か畑に手を加えるような事はコスト的にもインドで行うはずはありません。ですのでインドで良質なヘナを仕入れるには良い工場と契約する事につきます。そしてレベルの高い工場はインドにそうそう多くはないので日本の最高級をうたうヘナはけっこう同じ工場で生産してる事が多いです。なのでそれなりのメーカーのヘナであれば品質もほぼ変わりません。(インディゴに関しては国営市場は関係ないのでそれぞれ独自に入手が可能なのでミックスされたブラウン系などは違いは出るかも知れません。)

アライフ取り扱いのインディハーブスはインドヘナの製造販売会社の大手KEO社と早い段階から契約し他の日本メーカーのパイプ役でもある事と1番良質なヘナが取れる時期に年1回で一年分のヘナを大量に発注する事で低コストを実現して良質なヘナでありながらリーズナブルな価格を実現しています。

広大なヘナ畑🌿

国営ヘナ市場相当広くて大きいです。

工場での工程の一部

モロッコ産ヘナ(インディハーブス)

  品名 モロカンヘナ

発色レベル    ☆☆☆☆☆☆☆

質感手触り    ☆☆☆☆

鮮度・安心度   ☆☆☆☆

コスパ      ☆☆☆☆

オススメ度    ☆☆☆☆

ヘナを染色や薬草として使い始めたルーツは実は北アフリカ(エジプトのクレオパトラの時代より前から??使われていたらしい)

その北アフリカのモロッコ産のヘナをインディハーブスが畑での生産から製造まで一括管理し、最後は日本国内でパッキングした製品。インドヘナとは工程がいくつか異なり、陰干しで時間をかけて乾燥させ、石臼のグラインダーで余計な熱が入らず生っぽい粗めのパウダーになっています。そのため、ペーストにした時の香りや粘りがかなり違いを感じることができます。色的にはより鮮やかなオレンジ、白髪の多い方だと少しインドヘナより薄く感じるかも知れません。質感はサラサラ軽い感じに仕上がります。インドヘナしか知らない方は一度試してみる価値ありです。

モロカンヘナはまだ大量生産が出来る環境ではないので若干インドヘナよりコストは高くなります。本当はモロッコ視察の予定があったんですがコロナのおかげで中止になり未だ行けてないので早く行きたいです(笑)実際に現地を見てより自信を持って提供していきたいです!

沖縄オーガニック琉球ヘナ(レイ企画)

発色レベル    ☆☆☆☆☆

質感手触り    ☆☆☆☆☆

鮮度・安心度   ☆☆☆☆☆

コスパ      ☆☆☆

オススメ度    ☆☆☆☆☆

国産(沖縄)ヘナのパイオニア現在は数社、10ブランド以上の沖縄産ヘナがありますが一通りチェックしてその中でNO.1と思えたヘナがこのオーガニック琉球ヘナ。インドも畑〜市場〜工場と視察もして沖縄でも全ての工程を見させてもらい多くの面で日本クオリティーを実感しました。かなり試行錯誤したとの事でしたがヘナ自体もインドより大きな葉をつけローソン(色素)の含有量も多く確実にインド、モロッコヘナより濃く深いオレンジ色に染まります。質感でもよりしっとり髪のまとまりが良くなる感じです。髪への染まりには関係ない部分ですがこの後に出てくる国産藍の琉球藍と蓼藍もそうなですが僕が国産ならではで化粧品扱いのモノとしてはとても重要に感じた事「収穫後、先ず洗う」ということ。。洗う工程を手伝ってみてぱっと見、そんなに汚れて見えない収穫後の枝葉が真水でいっぱいのプールで丁寧に洗うと予想以上の汚れで一つ目のプールの水は茶色に濁ってしまいました。更に数回プールで洗い水が汚れなくなったら機械乾燥機でほぼ一定の乾燥具合を保ちます。インドではそんな施設は無いですしそんなコストはかけれない。

国営市場があり流通の流れが決まっているのでその点での差は大きいと思います。

沖縄のヘナ畑🌿

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左の大きなプールから始まり5回洗ってから乾燥機へ

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ここが1番原始的(笑)竹の棒で葉とそれ以外に分けます。

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手選別で更に茎や不用物を取り除きます

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鮮度の高い鮮やかできめ細かいパウダー

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出来上がり

近年この長いコロナ禍もありより健康思考が高まる中、ヘナ染めへの注目も年々大きくなっているのを感じます。ヘナをネットで検索すると値段もピンキリな数多くのヘナが画面を覆い尽くします(笑)初めての人はほんとどれを選べば良いのか?よく出てくるメジャーブランドが良いの?値段の高いモノなら安心?国産ヘナならどれも良質?当然どのブランドヘナもメーカー側は良い事しか書かないです(笑)出来れば最初はセルフヘナからではなく、ヘナ専門店やホームページやブログ等で広い視点でヘナについてちゃんと説明しているヘアサロンで施術を受けながら色々と質問してみましょう!

ヘナの良いところだけでなくちゃんとデメリットなども隠さず話してくれる美容師さんなら安心です♪

ヘナはセルフで染めるメリット(長時間置く事でよりしっかり染まる)もありますのでサロンで染めるのと上手く組み合わせても良いと思います。

そのサロンとセルフの良いとこ取りの「お帰りヘナ」と言うメニューがアライフにはあります。近所の方にはかなり好評です!

相談も含め是非一度、アライフにご来店ください!!