藍(インディゴ)…調べ始めると、、広がるわ広がるわ(笑)深さも半端ないデス!!世界での始まりは紀元前とか…染料として、薬として、食用としなどなど、日本でも卑弥呼が…から始まり遣唐使などが藍染技術等を持ち込んだ?など…江戸時代の「綿」が庶民に普及したところから日本中に藍色が溢れ俗に言う「ジャパンブルー」と言われるまでになったようです。。歴史等の細々としたところはそのうち気が向いたら書きたいと思います(笑)

では本来、僕が書くべき毛染めとしての藍染(インディゴ染め)について少し書いていこうと思います。

何回か前までのブログでも書いていると思いますが日本でヘナと一緒にインディゴ(藍)を使うようになったのはたかだか10数年くらい…その前はジアミン等のカラー染料を混ぜて茶色や黒っぽく髪を染めていました。藍は染める以外としても薬効効果も高いので昔から頭にも塗ってたかもしれませんが…

そのインディゴ(藍)にはいくつもの種類、種属が存在しています。髪への染色には現在ほとんどが比較的、生産、製造も楽なインドを中心としたマメ科のナンバンコマツナギ(ナンバン藍)いわゆるこれが本来インディゴと呼ばれるモノが支流になります。その他、ウォード、大青(たいせい)などいくつかのインジコを含んでる植物(藍)からも作られてるようです。

インドのインディゴ畑🌿

国産に目を向けると、このナンバン藍を沖縄等で育てたものから昔から沖縄中心に栽培されていた琉球藍(リュウキュウアイ)、徳島(四国)を中心に全国いくつかの地域で長らく藍染に使われている蓼藍(タデアイ)などが近年髪の毛に染毛用としても製造販売されるようになってきました!琉球藍、蓼藍は毛染め用として使えるようにするにはひと手間必要のようでアライフでも取り扱いを始めたレイ企画はこの琉球藍の製法で特許を取られています。その他、タイワンコマツナギのインディゴも沖縄で作られています。。なので現在、髪を染められるヘナ&インディゴはヘナは一種属で生産地が違えどミソハギ化のHENNA(ヘナ)、インディゴは4〜5種属のナンバン藍、琉球藍、蓼藍、ウォード、などがあり染まり具合、色合い、染色時間等々特徴や差が生じます。近年、よく懸念材料として言われるアレルギーの危険度も全体的には高く無いのですがマメ科のインディゴは稀にアレルギー等の報告があるのも事実、そのあたりも琉球藍、蓼藍などはリスクもかなり低いとされています。。ですのでヘナはインド産、国産2種とインディゴ(藍)は現在製品化されている3〜4種を組み合わせやミックスにより使いこなせれば若干ですが色味のバリエーション、仕上がりの質感、アレルギー対応等、幅広く要望に応えられたり提供出来たりするのではないか?と現在は日々、テストや研究を行っています。

インディゴの染まりの違い

インディゴの染まりの違い。

ただ課題も少なくなく…製品によっての仕入れる価格の幅がかなりあり(最大の仕入れ幅が3倍以上(泣))サロンでの提供価格等をどうするか?とても難しくちょっと悩んでいます(~_~;)が…なるべく早く決めて皆さんに提供出来るようにしたいです!

本当にヘナ、インディゴ(藍)は調べたりやればやるほど、、深くて面白いデス!むちゃくちゃハマってます!!

秋よりスタートするアライフヘナ&インディゴセミナーはメーカーにとらわれず今、国内で可能なヘナとインディゴ染めについて知識からヘナ選び、テクニックに至るまでの内容になります。先ずは臨店講習形式になるとは思いますが、ご興味のサロンさん、美容師さんお気軽にお問い合わせを!

アライフ 青木

03-6434-5595まで