インド産ヘナと国産ヘナは…根本は同じモノ!!

左がインドのヘナ…右が沖縄のヘナ🌿

えっ??そうなんですか??はい、ヘナはヘナそれ以上でもそれ以下でもないです🐤

ミソハギ科シコウカ属ヘンナ…ローソンという赤みのあるオレンジの色素が毛髪内のタンパク質に絡みつく事で髪を染める事が出来るのです🌿ココはどこ産のヘナも全く同じ…なので一緒ということです!

僕も大好きなトマト🍅を例に説明すると…国内産トマトでも産地によって大きさも色も当然味もそれぞれ、同じブランドでさえ美味しかったりイマイチだったり…パスタに使うならヨーロッパ産のホールトマトの方が合いますよね?そういうことです(笑)

ヘナも同じで日本に入って来るのはインド産がほとんどですが北アフリカ、中東、アジア…国ごとも地域別でも違いはあると思います。当然、国産もそうなりますね。なので同じと言えば同じ、違うと言えば違うんです(笑)要は何をもって選ぶか、使うのか。。変わらない部分も多いけれど、生産、製造、販売までに人がどう関わりどこにこだわって…それがどんな思いで製品になってるか。。調べ、聞いて、見て、感じて…プロ(美容師)はそこから使い込んで行き着いたものがその人にとっての本物で最高のモノなんじゃないかな?

また前置き長くなりましたが(笑)インドヘナと国産ヘナの違いを書いていきます。

先ずは栽培のところから…とにかく広大な平地で昔から変わらずの自然農法…当然肥料や農薬散布など、コストも膨大だし出来ないです。年2〜4回ほど刈り取り、畑の脇で天日干し適度に乾燥させます。そして葉の付いた小枝をワラ袋に詰め込んで国営市場へ。そこでランク付けされ販売。インドヘナは全てのヘナがこの流れです🌿ですからインドヘナのグレードの差はここからの工程次第になります。なのでオーガニック認証とかはあってもなくても一緒。

インドの畑はこの時点でほぼ葉っぱのみにして袋詰めして市場へ運びます。後でふるいにかけたりして土などは取り除くとは思うけど…

一方の沖縄ヘナは…いくつもの有機農家の畑で栽培、場所や土質によっての差は多少あり、最近では良い葉が育つ南側に畑を集中させて安定させている。冬を除き春から秋にかけて工場でこなせる分量を毎週のように何度も収穫🌿その後直ぐに作業場に運び、水洗いを4度(汚れもそうですが虫などもけっこう浮いてきます)そして特殊な乾燥機で適度な乾燥状態に…1日でここまでやってました。もちろん市場はないのでそのまま次の工程に。。

水洗→乾燥→そして竹の棒を使って(ここは原始的)乾燥葉をふるい落としていきます。

ここまでの工程での差は…何か気になりましたか?

僕が一番気になった部分は洗浄工程…見た目はそんなに汚れてないのにプールの中でジャジャブすると水が直ぐに泥水みたいに…カタツムリや何かの幼虫なども浮いてきます。無農薬なのでけっこうついてますね。4〜5回洗ってほぼ水が汚れなくなります。たしかにインド産は大昔から続く完全自然農法で太陽と大地の恵みをふんだんに取り入れていると思いますが…衛生面に若干の不安がありますね。。トマトも食べる前は必ず洗いますよね??そういえば、仲良くさせたもらってるパーマ剤などのメーカーのヘナ否定派(笑)の社長に「ヘナはちゃんと調べると雑菌や細かなゴミなど色々出るからね〜」って以前からイヤミを言われてたのを思い出しました。自然のモノ…ある程度は致し方ないかもしれないけど。。ヘナペーストを作ると感じるのですがインド産より沖縄産の方がより滑らかでクリーミィに仕上がる…もしかしたら取り除ききれない砂埃などが原因??

どうでしたか?ヘナの育成から精製手前までのざっとした違いを書いてみました。追記としてインドでは何千年も前から使われて何十年も前から製品として輸出しています。かたや国産は本格的には10年も経ってないくらいまだまだ歴史は浅いです。お互い変わらないモノもあれば日本人ならではのきめ細かさが在所に感じられます。ちなみにインド産ヘナもこの後の製造工程のところは日本人がかなり関わってクオリティ向上を実現しているのも事実!ちゃんとしているメーカーのモノはその他と比べて全然違います、開ければわかります(笑)

またまた長くなりましたが(笑)次回に続くのでご興味のある方は数日お待ち下さい。。